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5月26日 コムジェスト

すごい太ってて、太ってたの誰のせいかなと思ったら自分のせいだ。今日はお金の話をするわけでございますけれども、じゃあ太っててもっと痩せて男前になりたいなと思ったら、行動を変えないといけない。じゃあ行動を変えるためにはどうしたらいいの?って言うと、考え方を変えないと行動って変わらないわけですね。

じゃあ今日、財産の話で言うと、皆さんが今の財産の状況に満足してらっしゃる、今の結果に満足してるんやったら今のままでいいんですけれども、いやいや今の結果に満足してない。でもその結果を作ったっていうのは、あなたの過去の行動ですよ。あなたの過去の行動が今の結果を作ってるわけですから、結果を変えたら、今の現状を変えたいと行動を変えるしかない。でも人間って頭で考えて体が動くわけやから、行動を変えるためには考え方を変えなきゃ。

じゃあ考え方が今どうしたらいいかというと、なんか変な認識セミナーで「考え方を変えましょう」みたいなの言ったってダメ。人間ってどうやって自分の考え方ができてるかっていうと、どこかに絶対情報源を持っているんですね。誰の言うことも聞かない人間ってのは絶対にいなくて、人間って絶対誰かから聞いて、何かを信じてる。何を信じてるかが問題なんです。そしてその情報源から情報を吸い込んできて、自分の考え方を作って、その考え方に基づいて体が動いて、今の結果ができてる。ということは、今の結果を変えたいと思ったら行動を変える。行動を変えるためには考え方を変えろ。考え方を変えるためには情報源を変えないといけない。こういうことなんですね。

今日はまず、普通には会えないような情報源でございます。僕もですね、今までいろんな勉強してきました。いろんな方からいろんなこと教えてもらって、いろんな勉強したんです。たくさん勉強してきましたよ。たくさん本を読みました。でもね、全然違ったんです。たくさん勉強することが大事なのではなくて、どれだけ勉強するかじゃなかったです。誰から学ぶかっていうことが一番大事だった。つまり情報源が一番。だから一生懸命やればいいのではなくて、誰から学ぶのか、情報源どこから学ぶかっていうことが大事だったっていうことが分かってきたわけなんですね。

ということで、正しい考え方、正しい情報源に基づいて考え方を作っていけば、正しい結果ができるということでございます。多分日頃皆さんが聞いたことない話、今日はたくさん出てくると思いますので、これが本当にお金を増やしていく話なんだ。その通り僕もやってた。実際にそういう結果ができてきたということでございますので、ぜひ皆さんに情報源というところで、今日はたくさんのお話をお持ち帰りいただきたいと思います。ぜひ楽しみください。それでは行きましょうか。よろしくお願いいたします。

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後ろの方、声聞こえます? 大丈夫です? 大丈夫でしょうか? 大丈夫。では私の方から運用、資産運用の話をさせていただきます。

まずは先ほど先生の方から「証券会社じゃないですよ」と、「運用会社です」という話ありましたが、運用会社ってご存知です? 何してる会社か。あまり聞いたことないですよね。最初にコムジェストという会社です。フランスの運用会社、運用やってる会社になりますが、証券会社皆さんよくご存知ですね。いろいろ野村證券とかあると思うんですけど、役割が全く違います。よくですね、「運用会社です」って言うと、「証券会社大変ですね」っていう風に返されることがあるんですが、証券会社とは全く違う業界です。

どう違うかというと、下に証券会社でですね、カーディーラー、ディーラーさんの絵が書かれてますが、証券会社っていうのは販売機能、販売ですので、商品というものはいろいろなものがあります。株式、債券、それからリートとかですね、投資信託、いろいろな商品を取り扱って、ディーラーさんもいろんな車ありますよね。どんな車を販売されるお客様にですね。証券会社もそのように考えていただくと近いかなと。

運用会社というのは、例えば車で言うと作る方ですね。トヨタさんだったらトヨタという会社が車を作って、トヨタのディーラーが販売をする。日産も同じですけれども。ということで、作る方、メーカーが運用会社です。運用会社というのは具体的な投資信託というものを作ってる会社、運用をしてる会社ですね。車で言うと組み立てをしてる、部品のですね。そういうふうにご理解いただければと思います。

コムジェストという会社ですね。皆様ご存知ないと思いますが、ここにちょっと簡単に紹介させていただいてますが、右下に国際的というところですね。本社がフランスのパリにございます。オペラ座。パリに行かれた方いらっしゃいます? ありがとうございます。パリのど真ん中ですね。オペラ座から歩いて1分ぐらいのところですね。機会あれば思い出していただければと思いますが、フランスの会社になります。世界中でですね、世界中の会社、企業を調査して、そこに投資をしている会社になります。

左上に独立系とありますが、1985年の設立でですね、3つ目で株式のアクティブ運用に特化と。株式ですので、先ほど証券会社が「債券とかね、リートとかいろんなものありますね」ってお話ししましたが、我々コムジェストという会社は株式の運用しか行いません。そこに特化をした会社ですね。何でもかんでもですね、「できます」という運用会社、ある、あります。実際に確認もできます。債券も運用してます、いろんなヘッジファンドみたいなものを運用してますっていう会社もいっぱいありますけれども、私はこの運用の業界でですね、気がついたら35年経ってましたが、全部できる人いません。

野球でも大谷選手ってすごいですよね。投げて打って。とんでもない。多分世界で彼ただ一人だけですよね。あれだけ投げれてあれだけ打てるっていうのは。しかもあの、全然文句つけたらもう間違いありますけど、大谷選手も凄まじい大天才ですけど、でも彼は野球なんですよ。ピッチングもバッティングも野球なんですね。サッカーとかテニスまでやってるわけではない。野球の中での話。

戻すと、運用で何でもかんでも運用できますって人は嘘つき。嘘つきです。いません。それぐらい専門性が高い仕事になります。大丈夫ですか? また詳細どんなことやってるかというお話しさせていただきますが、フランスの会社でですね、株式に特化した会社ということと、あと今日一番あの大事なポイントになるんですが、右上に長期投資というふうに書かさせていただいてます。長期投資ですね。これがその資産、資産運用で一番大事なポイントになります。長期投資。短期、短期投資というものはございません。短期というのは当期と言われるものになります。

今日ですね、ぜひご理解いただきたいポイントとして、さっき「証券会社違います」その話を忘れていただいてもいいです。ここのページだけはですね、絶対に忘れないでいただきたいんですけど、投資と当期。すごくね、

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ごちゃごちゃに混じって使われること多いです。世の中もあの投資情報っていっぱい溢れてると思うんですね。今本屋に行けば何か投資の本、雑誌とかがあってですね、株式投資とかいろんな投資の本があって、でネットではですね、YouTube見ればいろんな方がその投資情報ですということで様々な情報が乱れ飛んでますけれど、私から見るとあの類の情報ってのは、まあ9割以上が投資情報じゃありません。当期。

投資と当期ってどういうふうに違うんですかっていうところはお話しますが、下にですね、財産を失うというふうに書かさせていただいてます。当期というのは漢字がですね、投げるに機会の「機」。投げる。何を投げるのか? 投じる資産ですね。皆様の資金、お金を投じる。何に投じるんですか?というのが「機」。この「機」は何ですか? 機会。英語で言うとオポチュニティ。何らかの機会。もう少し分かりやすく言うとタイミングなんです。今何かですね、儲かりそうなもの、儲かると言われてるものにお金を投じるのが当期。

右にですね、お姉さんが丁半とサイコロ振ってる絵描きましたが、これまさしく当期ですね。今多分今日はいらっしゃる方はご存知ないと思いますが、昔の映画なんか見るとですね、よくサイコロ振って丁半博打って昔、映画ご存知です? 丁半の違いわかります? わかんないですよね。知ってたら逆に私がびっくりしますね。単純です。奇数か偶数か。サイコロ2つ投げて、例えば1と2が出たら足して3だから奇数ですよね。2と2が出たら偶数。丁か半かどっちかにお金をかける。だからルーレットで言うと赤か黒かみたいなやつです。本当にその、その場、その場、その場のタイミングとかですね、もうどっちか理屈ないですよ。博打ですね。

その右にあのおっちゃんが「池」とか「まくれ」とか叫んで競馬のおっちゃんだと思いますけど、これもギャンブル、当期です。当期。あと競輪、競馬だけじゃなくてパチンコも当期。共通してるのは何かというと、これ経済学の言葉でゼロサムっていう言葉があります。ゼロサム。ゼロはわかりますよね。サムは足す。足すとゼロ。丁半博打というのは、賭けた人が丁に賭けた人がもし2が出れば、丁に賭けた人が、偶数に賭けた人のお金をもらうわけですね。競馬というのは、みんなが賭けたお金をその買った馬の馬券を買った人に払い戻す。これすごく大事なポイント。

でもっと分かりやすく言ったら、例えばパチンコ屋さんだったら、例えば1日の売り上げが100万円だったとしますよね。その、少なくないと思うんですけど、100万円だったとすると、パチンコ屋さんが2割取るんです。これちゃんとそういうふうに計算されてるんですね。100万円全部の売り上げがあったとすると、パチンコ屋さん自動的にその20万円がパチンコ屋さんの取り分になる。残りの80万円を実は配分してるだけなんです。一人だけ大勝ちするってことはないんです。ちゃんとパチンコ屋さんのその2割の儲けを除いた分を全員で分けてるだけ。だからそこに成長はないんですね。生産性のかけらもない。

さっきゼロサムって言いましたね。足してゼロって言いましたけど、もう少し正確に言うとマイナスサムなんです。パチンコをしてる人は必ず負けるんです。全体で。パチンコ屋の取り分だけですね。必ず20%取りますから。この丁半博打でいうのも同じですね。賭場って言うんですけど、そこに参加するのでお金がかかる。要は開いてる人のところに確率の、確実に勝つのは。競馬も一緒です。JRAですよね。JRAが確か3割だとするんですね。競馬とかの場合は3割取って残りを配分してるだけなんです。必ず負けるんです。

全部買ったら馬券をね、仮に全部買ったら1億円以上買えないでしょ。いくらぐらいできるんですかね? ちょっとわかんないですけど。仮に全部の馬券を1億円で買いました。確実に戻ってくるのが7000万円。残りの3000万円はJRAに。これが当期の特徴。当期。要は負けるってことなんです。勝ち続ける人はいない。勝ち続く、必ず儲かるのはそのJRAとかパチンコ屋さん。

一番分の悪い時って何だと思います? ボートレース? ボートレースは多分競馬とかと同じぐらいじゃないですかね。一番やっちゃいけない、当期は宝くじ。宝くじは戻るお金が46%だから、そうすると、ただの競輪とか競馬の方がまだいいですよ。7割戻るだけ。宝くじってのは、絶対にやっちゃいけないとは言わないですけど、一番分の悪いギャンブル、当期です。当期。このセミナーで「当期」って言ったら、参加者にみずほ銀行の方がいらっしゃってね、なんかすごいいやいやそんなことないですけど、「1万円買ったら1000円はちゃんと少なくとも戻ります」って。買ってる方は分かると私考えからわかるんですけど、そういうふうに言われたんで、「1万円買ったらちゃんと1000円戻るんでしょ?」って言うから、自分の言ってることおかしいと思いません? 9000円は確実になくすんですよ。

今皆さんここで9000円ね、どっかそこの近くのゴミ箱に9000円捨ててくださいってやる人います? 捨てる人います? 言ったら私拾いますけど。いないですね。宝くじってのはほぼそういうことなんですよ。宝くじで億単位のお金が当たる確率は、飛行機に乗って事故で命を失う確率より低い。宝くじで1等とか当てる、当たるよりも飛行機、私は明日また乗んないといけないんであんまり覚えたくないですけどね、飛行機に乗る方が怖いです。それぐらい確率低い。アメリカで多分10億ドルの宝くじありますよね。たまになんか10億当たったとか20億当たったとか。あれは確率的に言うと、それは歩いてて皆さんこの後お帰りになる時に歩いてて空から降ってくる隕石が当たって死んじゃう確率よりも低い。だから当たらないんです。宝くじってのはそもそもがお金を失うだけ。それが典型的なギャンブル、当期で。

投資という言葉に似てますよね。投じる。資金を投じる。何に? 少し資本の「資」という言葉書いてます。この「資」というのはですね、正確に言うと資本なんです。会社の資本。英語で言うとキャピタルというのですね。資本にお金を投じることを投資と言います。さっきの当期と決定的な違いというのは、会社というのですね、多くの会社、全部じゃないですよ。全部の会社じゃないですけど、多くの会社は成長していきます。その成長がもう本当に緩やかな成長。ね、1%毎年1%とか2%しか成長できない会社もあれば、5%ぐらいでね、結構力強く成長する会社もある。中にはですね、本当に本当に数少ないんですけども、10%程度の成長を5年10年と続けてる会社もあるんです。素晴らしい会社あるんですね。

株式。さっきあのコムジェストという会社は株式の専門ですという話をしましたが、株価というのは、株価というのはすごく短期的には大きく変動して分かりづらいと思いますが、長期的にはその会社の価値を表すんですね。会社が例えば資本金1億円で会社作りました。1年間頑張って仕事して1000万円の利益を上げました。1年後には資本金1000万円で利益だから、売上からコストを全部引いて残った、残ったお金、利益が1000万ということは、1年後にはその会社の価値ってのは1億円から1億1000万に増えてるわけですね。理論的には株価というのはその会社の価値を表します。短期的にはデタラメな動きしますので分かりづらいです。長期的には企業の価値の鏡なんです。株価というのは。

例えばこの後でお話ししますニトリ。ニトリという会社、何十年前からできて、多分最初できた時は資本金なんて微々たるもんだったと思うんですね。今時価総額2兆円超えてるんですね。なので仮にですけど、仮にニトリさんが会社作った時に資本金、最初の借金地とは私分かりませんが、仮に1000万円で会社作ったとしましょう。その1000万円、一番最初にその1000万円の株式を100%全部持ってれば、今その人の資産っていうのは2兆円以上に増えてるわけです。仮に1000万円を10人であるね、1人100万円ずつ分けて持ってたとしましょう。そしたら今その、仮にずっと売らなかったですよ。売らなかったらその一人の資産ってのは2兆円の1割だから2000億円増えてるんです。仮に途中でね、売ったり買ったりする人いるので単純ではないんですが、そういうことなんです。その間ずっと持ってれば誰も損しないんです。

さっきの競輪とか競馬とかにパチンコとかは必ず損するって言いましたよね。要は胴元の取り分。博打の胴元の取り分。必ずマイナスになりますから、足しても全員絶対プラスにならないんです。でも投資というのは、ちゃんといい会社、成長する会社に長い時間をかけて資金を投じることによって増えるんです。誰も悲しい思いしないんですね。ずっとしっかり投資していけば。これが投資のいいところなんです。

ダメな会社だとしたらダメです。どんどん例えば利益が減ってって赤字がずっと続いて潰れてしまうような会社。これと株価もゼロになります。そこの見極めは大事。難しいですね。なので運用会社ってプロがいるんです。朝から晩までずっと企業の調査をしてですね、その企業の価値がしっかりと成長していくのかどうか、それを見極める仕事をしてるのが我々運用会社、ファンドマネージャーという仕事になります。

話ししましたけど、なんか似たような投資というね。さっき私「投資」という言葉、ほとんど当期ですよって言いましたけど、例えば本屋さん行ったりとか、多分今の多いと思うんですけど、FX投資ってないです? されてる方います? FX。今日はなんか誰も手あげないんで、もし実際やっててあげてない方いたらごめんなさい。FXは100%当期です。必ず儲かるのは証券会社だけなんです。証券会社手数料取りますから。で残りの円高にかけた人と円安にかけた人の資金を全部合計して、あと配分してるだけです。さっき会社の成長ないんです。長期的にずっと成長をする為替ってないですので、FXってのは当期。丁か半か、円高か円安か。同じでしょ? だから私はFXも勧めません。

ビットコインはちょっと説明がすごく難しくなるんですが、株式投資と一番大きな違いは、やはり裏付けとなる資産がないんですね。ビットコインの裏付けとなる資産っていうのは企業の利益です。企業がしっかり稼ぎ出す利益。これが株価の裏付けになるわけですね。ビットコインってのは何もないです。何で上がるんですか? 買う人がいるから。だから美術品とかと一緒ですね。美術品も裏付けとなる価値ってのはなかなか難しいですよね。絵の具に価値があるわけじゃないですし、その誰が書いたのかというのと、あとはそのオークションとかでね、たくさん欲しい人がいればどんどん値段は上がります。なのでどんなに素晴らしい天才が書いた絵でも、それを誰も欲しいと言わなければ多分価格というのは上がらないですよね。残念ながら。それが美術品です。昔はあの、もう20年ぐらい前に中島誠之助さんって方、『なんでも鑑定団』でいい仕事してますねっていうあの方に、ちょっとセミナー講師をお願いすることがあって、直接聞いたん。

ですけど、あの方が、中島誠之助さんが若い頃、正確には覚えてないんですけど、多分20代30代かその頃に、長野県かどこか地方を歩いていて、たまたま「これ面白いな」と思った焼き物を、本当に二束三文、1個数十円ぐらいで買ったんです。何十年か経ったら、それが1個100円ぐらいで買ったのが、1個100万円ぐらいになっていたっていうですね。

その間、じゃあ20年でその焼き物の価値が上がりましたか? 何も変わってないですよ。むしろ20年分劣化しただけですね。じゃあ何が変わったのか? 中島誠之助さんが有名になったからです。彼がテレビに出て、どんどんどんどんそういう鑑定をするようになって、中島誠之助さんが「いい」という評価をした。だから100円が100万円。この差ですよ。100円が100万円になっちゃった。そういうものなんです。それが投機。ビットコインも同じですね。

だから大暴騰して大暴落して、その時の理由ってのは一つだけです。需要と供給。買う人が多ければ上がる、売る人が多ければ下がる。それだけです。で、その予測は誰もできない。だから投資じゃないんです。10年後にどうなるか分からないです。もしかしたら誰も見向きもしない形でどんどん値段が下がっているかもしれない。もしくは買い漁る人がどんどん増えて暴騰しているかもしれない。これは分からない。なぜか? 投機だから。

投資と投機(とうき)の違いで、資産形成。皆様が大事な資産を形成するときに、投機は私は勧めません。やめた方がいい。私はやらないし、私の周りの人間にも「絶対にやらない方がいいですよ」って話しています。投機の胴元だけが儲かる。要は、他の人は儲からないです。

投資は会社、株式としてあるわけです。株式投資であれば、その会社が成長していくことによって、みんなが幸せになる。時間かかりますよ。子供の成長と一緒ですね。新しくできた会社が1年2年で大企業にはならないです。当たり前ですよね。良い商品を作って、良いサービスを提供して、で、それをコツコツと努力してですね、広く広くそのお客さん、消費者に受け入れられて、で、何年もかけて、何十年もかけて成長していくんです。

例えば、我々が投資している会社で、ファーストリテイリングという会社です。ユニクロって結構なんか新しいイメージだと思います。そうですね、新しいイメージ。でもユニクロって上場したのが1994年か5年かな。もうかれこれ30年近く、上場してからですよ。実際に柳井さんが入社したのは、多分その上場の20年ぐらい前。もともとのおじさんがやっていた会社なんですけど、広島の方のちっちゃい洋品店。それを柳井さんがどんどんどんどん大きく成長させて、で、上場したのが今から30年ぐらい前。

ソフトバンクも同じですね。ソフトバンクグループ。孫さんが作って、確か80年ぐらいに作ったのかな。上場したのが95年。だから30年くらい。ソフトバンクグループも新しいイメージの会社だと思いますけれど、もう上場してから30年です。さらにその前に、その前に作ってから上場するまでが、やっぱり15年、20年、30年。だから全部足すともう50年60年の年数ですね。かかるんです、それぐらい。

新しい今のアメリカでね、GAFAMと言われるGoogleとかAmazonとか、ああいう会社もすごく新しい会社ってイメージあると思いますけれど、まあ、多分2000年以降にできた会社はない、ないです。一番Googleとかでも98年ぐらいですよね、できたのが。Googleでできて4、5年で上場できたので、スピード上場だったと思いますが、まあ、本当にごく稀にね、そういう会社もあります。ただし、それでももう25年ぐらい、会社作ってからそれぐらい経っている。そういう時間がかかる。でも時間はかかるんだけど、成長できるんです。成長できる何かを持っていれば、その何かをこの後お話しします。

今までのところで何かご質問ありますか? 大丈夫でしたか?

今ですね、見ていただいているところが、先ほどお話ししたですね、「株価と利益との関係」と書いていますが、株価というのは日々デタラメな動きをします。分からないんですね。今日、天気予報って当たるようになりましたよね。すごく当たるようになりましたね。昔の天気予報って当たらなかったですよ。株価って、あの昔の昭和の時代の天気予報と一緒。いろんなこと言う人がいます。「明日は上がる」とかね、「下がる」とか好き放題言ってるんですけど、ずっと当たり続ける人はいない。専門用語で「ポジショントーク」っていう言葉がありますけれども、だいたいAさんはいつもいつも強気で「上がる、上がる」って言ってる。Bさんはだいたい弱気で「下がる、下がる」って言ってる。

詳しくニュースなんか見ている方、分かると思いますけど、だいたい強気派の人って言ったらですね、例えばマネックスというね証券会社の広木さんって人は、だいたい強気でですね、結構株価いつも高めに言いますね。証券アナリストの大川さんなんてのは、だいたいいつもすごくネガティブでですね、「なんかこの人家庭大丈夫かな?」っていうくらいですね。基本的に彼ら、ポジションを変えないです。なぜかって言うと、彼らがメディアでテレビに呼ばれる理由がそれだから。

テレビはテレビ東京系でですね、朝とか夜に、あの『ビジネスサテライト』とか、最近『モーニングサテライト』とかって番組やってますけど、投資の情報提供する。その時にどっちか一方には偏らないんですね。どっちか、ね、「じゃあ日本株上がります」って言って外れた時に自分たちが攻撃されるのが嫌だから、自分たちの意見も言わないです。必ず誰か呼ぶんですよ。AさんBさん呼んで、強気の人と弱気の人呼んで、両方に喋らせます。で、自分たちはその情報を提供しただけ、みたい。そういうあのからくりです。で、株価上がれば「昨日Aさんが言ったこと当たりましたね」。下がれば「Bさんやったこと当たりましたね」。外した人のことはあまり言わない。Aさんはずっと強気のイメージ持ってるから、なんかね、特に強気な話して欲しい人はもうこの人呼ぶ、みたいな。ポジショントークってやつですけど。

話戻すと、株価、日々の株価というのは予測ってのは難しいです。私もこの運用の仕事35年やっていてですね、「運用会社社長やってんだからそれぐらいわかるでしょ」と言われることはあります。正直に言います。分かりません。分かっていたら、それが分かるぐらいだったらストレス抱えてね会社の経営しません。一人でどんどん儲けてですね、悠々自適に暮らします。そんなもん分かればです。分からないんです。なぜ分からないかというと、株価って、株価。例えば明日の日本の株、明日もね、ちゃんと株式市場に開きますけど、今現時点で明日日本株を買う人の数、分からないでしょ? 誰でも買えますか? 世界中誰でも買えるんです。売る人の数も分からないです。買う人がどれぐらいの資金で買おうとしているのか、売る人がどれぐらいの資金を売ろうとしているのか、これ誰も分からない。分かっているんだったら神様だけですよ。だから明日どうなるか分からないんです。

大体のことは分かります。大体のことは、今日の夜、夜中のニューヨークの株式市場を見れば、まあそうですね、6、7割の確率でだいたいそこに釣られる。ニューヨークの株が上がると、6、7割日本の株も上がる可能性がある。昨日は例えばニューヨークの株が大きく下がりましたけれど、今日日本株上がってるので、なんで? 8割9割はないですね。アメリカの前の日のね、株式市場に引っ張られる傾向はある。ただそれだけ。今日みたいに全く真逆の動きすることもあります。

あとは為替。円安になると比較的日本の株は上がる。なので、例えば今日の朝まで株式市場が開く前段階で、昨日よりも大きくなんか円安になっているわけです。多少は株価上がる可能性はあるんだけど、それも絶対じゃないです。なぜか? 他にいろんなニュースが出るわけ。いろんなニュースが出ます。企業の決算がめちゃくちゃ良かったとかですね。あのNVIDIAっていうね会社、昨日あの時間外の取引でね、大暴騰してましたけれど、企業の決算がね、象徴的な企業、例えばトヨタ、ソニーグループとか、そういう代表的な企業の決算がいいと、「他もいいんじゃないかな」みたいな連想が働くんです。そういうこともあります。だから様々な要素があるので、この株価っていうのは分からないんです。

もっと言うと、例えばロシアのウクライナ侵攻。これを正確に予想していた人はいないと思います。「可能性は高いぞ」って警鐘鳴らしていた人いますけれど、2月24日でしたっけ、に「攻めるよ」ってことを明確に当てていた人はいない。なので瞬間、株価は大きく落ちました。あとその前で言うとコロナ。2020年の2月から3月にかけてですね、株価ってのは大暴落しました、瞬間ね。コロナを予測していた人もいないですよね。突発的なことが起こるんです。株式市場ってのはそこで引きずられる。だから分からない。日々の日々の株価というのは分からないです。

1週間でも難しい。1ヶ月はなんとなくは雰囲気は予測できても、じゃあ1ヶ月後の株価は難しいです。1ヶ月後の天気分からないですよ。と同じ。だいたいこの1ヶ月これぐらいの感じで、っていう感触はあっても、なかなかそれをピタリと当てるようなものです。だからこの赤い線。赤い線ってのは上に行ったり下に行ったり。これが株価のランダムな動きって言いますが、わけの分からない動き。短期的にはですね、日々、1週間、1か月でも難しい。でも半年、1年を超えて3年、5年となると、この真ん中の青い線。青い線の周りを行ったり来たりしますね。これが大事なんです。利益の株価というのは、長期的には利益の周りを行ったり来たりする。これがその長期投資ですね。資産形成で一番皆様に抑えていただきたい。なので、長期的に利益が上がっていく会社の株価というのは、長期的に上がっていくんです。これが一番大事なポイントですね。なので、しっかりと成長していく企業。ここを見極めてそこに投資をするんです。長期で。短期では分からないです。短期では本当にランダムの動きします。

「いいかな」と思ってね、買ってもドンと下がることもあります。例えばコロナの時、大きく下がりました。その予測は誰もできない。でも、じゃあその時下がったからといって、「失敗した」と思って売っちゃった人は、もうそこで損が確定するんです。でもコロナの時に買った人でも、ちゃんと持っていれば今多分相当上がってます。すごく上がっていると思います。その利益が上がっている会社だったらですね。これが投資なんです。本当の投資。投機じゃないです。ギャンブルじゃない。英語でインベストメントって言いますが、投資。地球が太陽の周りを回っているようなものです。太陽が利益、地球が株価。グルグルグルグルね、あちこちいろんなところ回ってますけど、基本的には太陽の周りを回るんです。利益の周りを回る。これが資産、資産形成をしていく上で一番大事な考え方になります。

ちなみにですね、株価はですね、その利益よりも、この図見るとね、行ったり来たりしてますけど、だいたいあの利益よりもですね、イメージ、これも私の35年の経験で言うと、だいたい下に行っているケースが多い。で、上に。だいたいこの利益の周りをちょろちょろちょろちょろ動いて、で、ちょっとですね、バブルみたいなことが起こってくると高くなってですね、バブルってのは必ず弾けます。必ず弾ける。泡って弾けるでしょ? ずっと何年も泡が弾けてない、なんてないですね。必ず弾けるんです。そこは理屈に合わないから。大暴落、大暴落ってのも起きます。だいたいバブルの後は暴落するんです。上がりすぎて、多分「山高ければ谷深し」ってことはありますけれど、無理に上がった分、必ず下がるんですね。これは株式市場の参加者が人間だから。なのでここももう少しちょっとなんか良い図が描けたらいいんですけど。

特にですね、この山が高くなってくると、これ覚えていただいていくといいと思うんですけど、山が高くなってくる。要はどんどんどんどん株高が上がってですね、バブルみたいなことが起こってくると、メディアが騒ぎます。テレビとかですね、雑誌とか、そういうところがどんどんどんどん強気な記事をね、流し始めます。私も判断する時ですね、バブルかどうか判断するときに、結構そのメディアでの株式の記事が多いか少ないか、そういったのは結構見ます。大暴落するとピタッとなくなります、記事がですね。メディアというのはそのね、読んでいただくのが商売になるので、皆さんが喜んで読みたくなるようなね記事を配信する。上がってる時はいいんです。みんな煽って煽って。煽るのがメディアの仕事ですから。これ良い悪いじゃないです。メディアの仕事だったらそういうもんなんです。煽るのに一番良い材料っての持ってくる。

ここ1週間ぐらいずっと日本の株価がどんどんどんどん上がってました。さっきお昼も来た人と話してたんですけど、その時にね、「バフェット効果だ」と。最近なんかもうウォーレン・バフェットさんってね、アメリカの投資の神様が日本株に注目しているから、「バフェット効果で日本株が上がってるんだ」って言ってる人が結構いるんですけど、いやいや、2年前も言ってましたよ。だから今説明できないから、そのバフェットさんの名前を使って「バフェット効果」って言ってるだけ。同じバフェットさん、2年前にもちゃんと商社の株買ってますから。商社だったか。今また少しね、追加でって言ってますけど、全くあの私には説得力ないです。むしろその「バフェット効果」と言ってる人は、「この人頭の中空っぽなんだろうな」って。ちゃんとした説明ができないから、そういうもっともらしいこと言うわけです。ここに煽られたらダメです。メディアがガンガンガン強気の情報を流す時は、皆さんね、ちょっと少し引いて見てみた方がいいです。

だいたいこの赤い山のピークで、あまり投資経験がねない人、経験の浅い人ほど、この山が高くなってくるとそこで買ってしまうんですね。つられて、「友達が良いって言った」とかですね、「なんかメディアで騒いでる」とかで、こういうところで買ってしまう。で、買ったら結構そんなに長くない時にドーンと下がるんです。2020年のコロナショックの後に、日本の株価はそんな上がってなかったですけど、アメリカの株価はどんどん上がったんですね。で、2020年の後半と2021年、一昨年。あまりもう一昨年のこと覚えてないと思うんですけど、あの時もうメディアで本当にたくさんの人が「S&P500を買いなさい」と。アメリカのね、インデックスファンド、インデックスS&P500ってのはありますよね。アメリカの代表的な500社に投資をしているインデックス。そこのS&P500を買えばいい、みたいなその論調がすごかった。

芸人、厚切りジェイソンですね。本まで出してましたね。あれに。あの人たち、決して悪意があったとは思わない。多分良い情報だと思って勧めたんだと思うんですけど、例えば2021年にあの人、彼らのおすすめに従って買った人は、2022年に2割ぐらい下がりましたよね。すごく損しています。良いとか悪いとかじゃなくて、いや、その高いところで買ったら、山で買ったらダメなんです。山は何かって言うと、そういう人たちがね。彼らプロでも何でもないですよ。投資のプロでもなんでもない。そういう人たちがギャンギャン。東京の銀座に、あの気がついたら「投資バー」っていうなんかすごい怪しげな、怪しいとこ好きですね、私も行かないですけど、なんか一杯投資中。ただ単にお酒飲むだけじゃなくて、なんか壁になんかいろんな投資情報が飾ってあるんですよ。そういう投機的な人ばっかりが集まっている。大阪にもできたらしいですね。つまり、できてくるのが山です。

大暴落して谷になったら、もう誰も口にしないですよ。厚切りジェイソンもピタッと、もう相当集中砲火を食らったみたいですね。もうピタッとあの発言しなくなった、2022年の中頃にはね。それはこの谷です。ここのね、この線から我々学ぶことができるのは、投資するときに本当に心しておかないといけないのは、「欲望に負けちゃダメ」なんです。人から言われてとか、自分でしっかり勉強せずに何か人が「良い」とかって言ってるものに飛びついちゃダメなんです。儲かってる人の話を聞いて、「じゃあ私も同じように儲けよう」と思っちゃダメなんです。欲望に負けたらダメなんです。

だったら今度、投資をしてですね、この大きく暴落した時は、この恐怖に苛まれるんですよ。もう買ったものがですね、どんどんどんどん下がって下がって、「このままゼロになってしまうんじゃないか」って恐怖にかられて、で、売ってしまうんです。これもダメですね。ちゃんと先ほどお話ししたように、成長している企業の株価ってのは戻ります。必ず戻るんです。なぜか? 利益という裏付けがあるから。ビットコインじゃないんです。会社の利益というね、それがあれば必ず戻ります。これが大事なポイントになります。

なので、投資の最大の敵は自分の感情ってこと、覚えておいてください。正確に言うと、自分の感情。欲望という感情と恐怖という感情。これに負けると資産形成はできない。まず間違いなく失敗します。多分、資産形成、投資だけじゃなくて、他のことも同じじゃないですかね。仕事でもそうだし、いろんなことに当てはまると思うんですね。欲を出すと、欲を出して飛びつくと、だいたいあの痛い目にあいます。恐怖に負ける。恐怖に負けて良いものを手放してしまう。で、後で後悔する。多分投資だけじゃないのでね、ぜひ参考にいただければと思いますが、最大の敵は自分の感情、欲望と恐怖。これに負けない。そして良いものに。良いものというのは、ちゃんと成長している企業の投資をすれば、そこのね、右肩上がりで皆さんの資産を増やしてくれる。これが投資です。

一つの話がね、だいぶ長くなってしまったので、どうしよう。あと企業の紹介もしたいのでですね、投資と投機の話、あとはその株価と利益の話。今日は本当に大事なポイントとしてですね、この2つはぜひ覚えて帰ってください。この後にですね、我々が運用会社として具体的にどんな企業に投資をしていますか、という話をさせていただきます。要はですね、3つ会社を紹介させていただきたいと思いますが、一つがですね、サイバーエージェントという、もう利口な。そしてですね、社長が藤田晋さんという、すごく有名な方ですね。本当に天才的な。

サイバーエージェント。サイバーエージェントというと、なんかピンとこないけど、「ウマ娘」ゲーム、ウマ娘なんかやってるよって方、います?いないですか?かなりあの人気のあるゲームですね。左の下、「ウマ娘 プリティーダービー」。私もやろうやろうと思いつつ、なかなかあのゲーム、抵抗があってですね。自分の時間をここで使ってしまうのがもったいなくてですね。本読むのが好きなもので、なかなかゲームにできないんですけど。

あと、あの「グランブルーファンタジー」ゲームの提供をしている会社。あともう1個、「Abema」って書いてますね。「新しい時代のテレビ」というキャッチフレーズついてると思います。ありがとうございます。どうですか、Abema使っていただいて。なんかコンテンツもすごく多いんですよね。ありがとうございます。そのAbemaTVですね、後でまた話しますが、そういうユニークな会社です。

株価はですね、こちら書いてますが、ここ10年ですね。過去10年で2021年ぐらいまでね、ずっと上がって、2022年、アメリカの株価が大きく下がったって言いましたけれども、それと符合するような形でですね、今1,100円台ぐらいまで下がってるのかな。我々はこの下がった時に投資を開始し始めました。この大きく下がった時ですね。今後ですね、利益についてはだいたい長期的に、だいたい10%ぐらいの利益成長ですね、を我々計算しておりますので、長期でしっかりと投資していこうと。コムジェストのですね、我々の運用している日本株ファンドの中で、だいたい2%ぐらいがこのサイバーエージェントの株になります。

そうですね、40社、40数社ぐらいで全部分散投資してますので、そのうちの1社ということで。勘違いがないようにお伝えしますけど、このサイバーエージェントの株に投資してくださいというおすすめをしているんじゃないです。我々の運用しているファンドの中の1社がサイバーエージェントですというところなので、ちょっと勘違いはないようにお願いします。

直近ですね、これは1週間ぐらい前なんですけど、一時ですね、大きく下がったということで、コナミからですね、ウマ娘のゲームのプロセスにおいてですね、システムのところでコナミの特許を侵害しているということですね。まあ、訴えられたというニュースで、大きく瞬間下がったというニュースが出てたので書きましたが、ただここにも書いてますけど、支払いがですね、40億円ぐらい求められていて、ただあのサイバーエージェントは拒否します。「特許の侵害はない」と。なので、ちょっとこの後どうなるかわからないんですが、仮に裁判負けたとしてもですね、数十億円ぐらいの支払いですので、売上が7,200億円ぐらいで、どんどんどんどん10%、毎年100億円ずつぐらい売り上げも上がってますので、そんなに大きなダメージにはならないのかなというところです。

ちょっと時間がないのでですね、少し飛ばさせていただいて。先ほど話したですね、藤田社長ですね、藤田晋さん。奥さんが元女優ですか?そこだけなんか声がなんか生き生きしてるんですけど。もう確か離婚されてね、再婚されてると思いますが。もともとですね、あのインテリジェンスという会社ですね、現在のパーソルキャリアで、すごくですね、力をつけられて。パーソルキャリア、インテリジェンスと、元々の有線っていう会社ですね、大阪有線という会社の宇野さんという有名な社長いますけど、その宇野社長の秘蔵っ子みたいな形。実際にこの藤田さんがですね、サイバーエージェントを作る時に、その宇野社長、パーソルキャリアの宇野社長からですね、資金も出してもらってます。ちょっと額は覚えてないですけどね、700万か800万かを。今の師匠としてですね、その、この藤田社長はこの社長をですね、大変尊敬しているんですね。その宇野社長が、パーソルキャリアの宇野社長が藤田さんに言ったので、ずっと守っていたのが、「フェラーリ、どんなに成功してもフェラーリに乗るな」と。あと、「馬主になったらダメよ」と。ウマ娘、ようやくなんかね、1年前にお許しが出たそうで、今馬主になってますけど。競馬が大好きなんです。まだ大好き。それで、馬の仕事、ウマ娘が大好き。すいません、まだ昼間ですね。競馬が好きですね、ということで。あと麻雀も大好きらしいですね。大学時代も麻雀ばっかりで、プロの雀士になろうかと。私も麻雀は結構好きなんですけど。すごくね、才覚のある方で。あまりね、その脱線してるとちょっと時間なくなっちゃうんで。この藤田さんね、マーケティングの本もかなり出されてます。私も20年ぐらい前に、この藤田社長のですね、あのマーケティング、彼が書いた本をかなり勉強しました。20年ぐらい前ですね。すごく感銘を受けたの覚えてます。

このサイバーエージェントがやっている事業はですね、大きく3つ。メディア。さっきのAbemaTVですね。AbemaTVとか、あと競輪の「WINTICKET(ウィンチケット)」というものですかわかんないんですけど、こういうオンラインの競輪投票サービスとか、メディア事業。それからインターネットの広告事業。この後話します。あとゲームですね。この3つがサイバーエージェントの柱ですね。売上のですね、これあの昨年度の売上7,100億円、今年度は7,300億円ぐらいの予想出てますが、半分がネット広告、インターネット広告の売り上げ。ゲームが3割。メディアが15%ということで、実はまだメディア少ないんですね。

今後の成長のイメージですが、こんな感じです。広告、それからゲームも引き続き伸びていきます。で、それをですね、大きくブレイクさせるような形で、メディア。今後のメディアのですね、成長に、我々自身もですね、このサイバーエージェントの成長のポテンシャルを感じている、計算をしています。

まずですね、売上ですね。見ていただくように、先ほどですね、企業の成長ね、1、2%でずっとね、スローな成長の企業もあると話しました。このサイバーエージェント、どうですか?力強い成長ですよね。それをしっかりと続ける。これが経営なんです。経営者なので、我々調べる時にですね、経営者に必ず会います。一番大事なんですね。この経営者、藤田社長が10年後にサイバーエージェントという会社をどういう姿に持っていきたいと考えたのか。それが大事なんです。ユニクロの柳井社長が10年後にユニクロをどういう風に展開しようとしているのか。世界の売上はどれだけ増やすと考えているのか。会社というのは生き物なんですね。人が作ってる。工場じゃないです。機械じゃないんです。会社というのは人。人が動かして、皆さんの会社もそうですね、お勤めされている方は、皆さん一人一人がこの成長の原動力なんです。で、それを引っ張ってリードしていくのが経営者。経営者が腑抜けだったら、その会社だったら伸びません。絶対伸びない。船の船長がどこに行くか、「もうどっち行こうかな」とか、船って危ないですよね。ちゃんと「いついつここにこの船をリードしていくんだ」と、明確なビジョン、強い意志、そしてそれに基づいた経営計画。それがあって初めて企業の成長ってのは成し遂げられるんです。ですので、このサイバーエージェントのね、このずっと売上と利益の伸び見ていただいてますけど、これは明確な計画に基づいて、強い意志で成し遂げられた成長なんです。偶然はないんです。1、2年の偶然はありますよ。何かゲームが当たってね、1、2年パッと伸びることある。でも、これだけ長期にわたって成長を続けるというのは、要は経営ができてるんです。これが投資で大事なポイントです。

我々が絶対投資しない会社はこの真逆の会社ですね。分かりやすいというと、社長がボンクラ。「なんかうちの社長は」みたいな、思い当たる人いるかもしれないですけど。あるところでセミナーやってたら、頷く人があまりにも多かった。「大丈夫かな」と思ったこともありますけど。ボンクラって言い方ひどいですけど、要は短視眼的な社長、ダメです。要は今年、来年のことしか考えてないような社長。これも失格です。「そんな社長いるんですか?」って言います。サラリーマン社長ってですね、私はサラリーマン社長って呼んでバカにするんですけど、要は自分の任期だけを無難に過ごせればいいんです。特に大きな企業が多いです。例えば1期取締役、うちもそうですけど、1期2年経つと、だいたい2、4年。この4年間はもう何事もなく静かに過ごさせてくれと。騒ぎを起こすような、最近騒ぎになってますけど、半沢直樹みたいな人はいたらダメなんです、会社に。そういう人がいたらすぐに叩き潰す。「会社の膿を出しましょう」とんでもない。「俺が任期終わったり終了したらやってくれ」と。自分の任期の間はもう黙ってろ。どんどんどんどん膿が溜まっていくんです。ついに去年かなんかもありましたね。もう三菱電機でドーンとね、2、30年分の膿が出ましたよね。あの社長、偉いと思います。「全部自分の代で掻き出せ」と。「全部自分かぶるんだ」と。「新しい三菱電機作るんだ」と。ああいう経営者、素晴らしいと思います。大好きですね。逆にそれまでずっと隠してたんです。いっぱいありましたよね。潰れた会社もあります。要は足元のぬかるみばっかり気にしてですね、長期的なビジョンを描けない。この会社をね、10年後に、5年後でもいいです、どうやって成長させようか。そのためにじゃあ従業員ね、チーム、どういうチームを作ろうか。一人一人が成長しなければ、その会社の成長ないですから。どうやって社員をリードしていくか、一緒に成長していくか。そういう考えを持ってる会社って伸びる。ね。その1社で、我々が投資する会社、そういう会社です。

素晴らしい商品を作って、製品を作って、サービスを作って、お客様に受け入れてもらって、どんどんどんどん伸びていく。そういう会社に投資をする。なので、私たまにあのね、お子さん向けというか、高校生向けのセミナーなんかでお話しさせていただくこともあるんですけど、「投資をする時にどういうところ見ればいいですか?」と。自分が働きたい会社に投資すればいいんですよ。「こんな会社で働きたい」と。高校生だったら。私ね、今日多くの方、多分仕事されてる方だと思いますよね。もう仕事してる人は、体2つないんで。私もね、体1個しかないんで。自分の資産運用やるときに、どんなところに投資したいかっていうと、もし体が2つあれば、ここで働きたい。サイバーエージェントで働きたい。Googleも働いてみたいですよね。もう何が飛び出してくるのかね、ワクワクしますよね。10年後のGoogle見てみたいな。Googleも投資してます。そういう会社。世の中に、世の中に本当にあの役に立つ、いろんな人が素晴らしい利益を共有している。ね。皆さんスマホ使ってますよね。スマホも、私はiPhone、Appleに使ってますけど、中身の部品ってのは日本の会社の部品ばっかりなんですよ。例えばカメラ。カメラのセンサーは、iPhoneがSONY、ソニーグループのセンサー。昔のカメラでフィルム部分、レンズじゃないですか。撮った時に映る部分。センサーはソニーグループなんです。ソニー、世界シェアの45%ぐらいソニーが持ってます。スマホのカメラなんか、いっぱい細かい部品入ってますけど、半導体って全部、スマホ、皆さんのスマホを動かしているね、スイッチを入れる、電話として話をさせてくれる、いろんなその半導体があるんですけど、作ってるのは台湾セミコンダクターと。世界ナンバーワンの会社です。今の熊本に工場作ってます。あと今度ね、ラピダスできます。あれはなんとかその台湾セミコンダクターに日本の企業も追いつきたくて作るんです。お手本、台湾セミコンダクター。皆さんのスマホの中は、実はコムジェストの投資先ばかりです。信越化学というね、半導体の一番最初の素材を作ってる会社とか、村田製作所というね、会社とか。スマホ、もうイコールコムジェストみたいなね。もうスマホで皆さん使いますでしょ。楽しいですよね。生活に欠かせない。私、スマホがなかったら生きていけないです。いろんな意味で。そういう会社に、自分の分身はそこで働けないんで、自分のお金をそこで働いてもらう。長期的に増えていく。それが投資だと思ってます。

サイバーエージェントですね。さっきあの広告とゲームの話をした後、AbemaTVの話をして、ちょっと広告の話してなかったんですが、「広告どんなことやってるんですか?」ということで。インターネットの広告で、ここのすごいところは、もうネットの広告なんですね。ネットマーケティング。ここに特化をして、テレビのコマーシャルとかやりません。雑誌とか新聞も問題外。どんどんどんどん減ってってるんですね。テレビ、新聞、雑誌からどんどんどんどん減って、いろんな会社が広告をどんどんネットにシフトします。ネット広告ってのはこれからもどんどん増えるんですね。その時に強みを持ってるのがこのサイバーエージェント。どういう強みかというと、ここに「NVIDIAと協業し、AI開発の大規模化と高速化を促進」とあります。もうあまり細かい話はしませんが、例えばテレビのコマーシャルで、なんかお決まりのテレビコマーシャル、最近カップヌードルのコマーシャルってのは、ここにいる皆さんが全部、全員同じものを見るんです。全員が同じもので、当然テレビからね、流されるものですから。でもネット広告というのは、このサイバーエージェントが今どんどんどんどん進化させているような広告というのは、多分ここにいる皆さん全員に違う広告が出るんです。AI曰く。テレビとか新聞の広告もそうですね、見る人はもうその一緒でしか見れない。でもこのサイバーエージェントは、例えばそのデザインについても、AIで、もうすさまじい数の種類の広告をデザインを作るんですね。文章もそうです、コピーもそうです。で、それをその、あとは顧客のクラシフィケーションです。分類ですよね。その年齢、性別は分かれば参考にするんでしょうけど、どんなものを見ているか。ターゲット広告。ターゲット広告ってね、言葉もいくつかありますけれども、それをさらに発展してですね、皆さんがスマホで何を見ているのか。例えば同じ、同じ商品の広告でも、これはクリックしたけど、これはクリックしなかった。それを大量のデータを取って、それも人が、人がやったらすごく手間かかるじゃないですか。すさまじい数のデザイン、キャッチコピー、もう作って、それを様々なところでですね、トライアルで瞬間にデータを吸収する。学ぶ。AIに学ばせて、どんどんどんどんその推進していく。とんでもない世界ですよね。どんどんどんどんそのクリック率を高めていくという。だからその広告出稿する側が、「サイバーエージェントだったらじゃあ広告出しましょう」と。そういう仕組み。人手じゃないんです。これがAI、AIの力ですね。今度何かね、広告クリックした時には、「サイバーエージェントにクリックさせられたな」と思ってください。そんなところですね。

あとスマホのね、ゲーム。さっきのウマ娘の話をしましたが、私ちょっとゲームやらないんで、ぜひ遠隔でゲームやってる方いたらね、聞いてみてください。このゲーム、ゲームの中の課金もありますけれど、それ以外の広告です。そういったところもどんどんどんどん伸びて。ご覧いただいている方教えていただきましたけど、今年多分すごく見る人増えたんですよ。分かります?野球ですか?サッカーのカタールW杯フィーバー。この前のサッカーは、あれは全試合Abemaは無料でやってたんですよね。サッカーファンは多分もう全部吸収されたと思います、AbemaTVに。その時にこのサイバーエージェント、200億円投資したんです。200億円。200億円投資して、全部ただで視聴いただいた。すごい事業構想ですよね。200億円を投資して、どれぐらいのそのね、視聴者を増やすかみたいな、その綿密な計画に基づいて事業計画作ってると思いますが。ちなみに日本の会社全部で350億円払って、NHKが90億円で、テレ朝とかが60億円、テレ東さんとかで60億円かな。要は350億のうち200億円をこのサイバーエージェントが広告費としてですね、投資ですよね。なので、ちょっと今期の利益というのは苦しいんですが、これもね、1年、2年、3年、彼らのビジョンという長期ですから、3年、5年先見てる。なので、今後も楽しみな会社ということでですね、ぜひまだ見てない方、AbemaTV使ってみてください。ということで、サイバーエージェント。次はですか?次はえっとですね、東京にいる渡辺さんの方からロンザという会社を紹介させていただきます。

皆さん、これ何分までセミナーですか?私、30分話しても大丈夫ですか?はい、ありがとうございます。はい、それではあの皆さん、こんにちは。私だけちょっと東京から失礼いたします。初めて今日ご参加いただいている方もいらっしゃるかと思いますので、なるべく噛み砕いてお伝えしたいというふうに思います。私が今日は紹介させていただきます会社は、ロンザというスイスの会社です。医薬品の受託開発製造企業などなんですけれども、かつ2021年、2020年に高橋とあとお客様と一緒にこの会社に見学行かせていただいたことがあるので、割と簡単に紹介できるかなというふうに思ったんですけれども、調べてみますと、実はもう125年の歴史のある会社で、かつこの絵の今写ってるのご覧いただけますでしょうか。実は水力発電が創業の事業ということで、非常に水力発電から現在は医薬品の受託開発製造会社になったというユニークな会社でした。説明するのはすごいあの難しいな、この会社を選んでしまってちょっと失敗したというふうに思ったんですけれども、非常に面白い会社なので、ぜひこのロンザという会社を覚えてていただきたいなと思います。で、あの詳細ご紹介する前に、この会社のを見る上で2つユニークだなというか、あの面白いなと思っている点がありまして、一つ目は今ご紹介した通り、元々は水力発電の会社になりますが、今は医薬品の受託開発製造会社ということで、業態大きく変わっています。でもこれいきなり変わったわけではなくって、常に時代の先を見て、何を人々が必要としているのか、自分たちが何が得意で、何を今後作っていくべきなのかということを常に経営陣が考えて投資

をしてきた、その結果として今この医療医薬品の受託製造開発、受託製造をやっているということです。なので、常に長期的な視点を持って経営がされてきた会社ですよ、ということと、あともう一つ、あの、これは何回もこのセミナーにご参加、セミナー勉強会に参加くださってる方はピンとくるかと思うんですけれども、受託製造をやっている会社ということで、私たちがまあ長期で投資しております台湾セミコンダクターTSMCという世界最大の半導体の受託製造会社があるんですけれども、圧倒的な技術力、製造力、開発力で世界のトップを走っている会社になります。

じゃあ、もう皆さんも身の回り半導体だらけで、今後もその半導体の需要がなかなか減っていくことというのは想定できないと思うんですけれども、その半導体の需要拡大の恩恵を受けられる企業で投資している企業です。これ、ロンザも受託製造ということで、バイオ医薬品というのは非常に研究開発ですとか製造にお金がかかったり、と。実際、新しい薬を開発したとしても、開発しただけではなくて、その製造プロセスまでが、その次の承認、実際商業化にされるまでに重要なプロセスになるので、そういった製造のプロセスをしっかりと持っているということがこのロンザの強みで、医薬品業界の台湾セミコンダクターになれるポジションにある会社ということで覚えていただきたいなというふうに思います。

で、早速、あの会社の歴史について簡単に紹介させていただきますが、1897年設立されて、スイスのロンザという川のほとりに水力発電を作って、というところが創業です。創業者は銀行家だったんですけれども、当時ドイツで発電のニーズと、その電気を使った電気化学、電気薬品製品の製造、電気炉ですね、を使った商業が非常に活発になっているということで、自分で起業されて会社を作ったということです。何をやったかと言いますと、もちろんこの水力発電なんですけれども、水力発電と、その電気を使った電気化学、電気薬品製品の製造というのを始めました。これが単価カルシウム、カーバイトというものを作り始めました。

で、このカーバイト、これあのランプの絵で、中にカーバイトと水が入っていて、ここに火をつけるとすごい明るい綺麗な明かりがつきます。こういった一般的に持つライトもあったんですけれども、その当時ですと家の中のライトですとか、あと自転車とか車とか、あと一昨日このカーバイトの話をしたところ、お客様が昔の漁船なんかのライト、非常に明るいので、漁船だったり魚を寄せるためのライトなんかに使われてたというふうにおっしゃっていたんですけれども、そういった用途でカーバイトというのは使われていました。ただ、そのカーバイトランプについても電気が普及するにつれてだんだん必要なくなっていった。で、そのランプの後は街灯に使われるようになっていったというところで、その需要の変化にも上手にロンザは対応していて、それと同時に、それまでは電力を発電するというのはなかなかどこでも発電できるわけではなかったので、水力発電がかなり有力な発電設備だったんですけれども、蒸気タービン火力発電なんかの効率が良くなってきたので、急にカーバイトが世の中にいっぱい出回るようになって、バブルが弾けるような形で非常にカーバイトを作っていた他社は厳しくなっていったんですけれども、ロンザについてはその従来のカーバイトとして販売するということもやっていたんですけれども、そこにさらに付加価値をつけてアンモニアにしたりですとか、アセチレンにしたり、あと合成肥料、ここに写ってる写真は合成肥料なんですけれども、肥料を作るということに製品をシフトしていきました。なので、この頃900年代から、ただ素材を販売するというのではなくて、高付加価値をつけるということと、多角化するということが重要だということが経営の中に取り込まれたということです。

1925年には、こういった合成肥料なんかだけではなくって、塗料であったりコーティングであったり、医薬品向けの素材なんかも取り扱う会社になっていました。戦時中、第一次世界大戦もそうですし、第二次世界大戦でも、スイスは中立国ということもあって、どちらかにも肥料を販売していたりですとか、その他のアンモニアですとかアルコールなんかも販売していたということ。また、あと他のヨーロッパの国々と違ってインフラが傷つかなかったということも、その後の発展に大きな寄与だったということです。写真はもうこの展示館、肥料の需要が爆発して、これだけ作ってどんどん売っているというようなところの写真です。

で、まあ時代の中でカーバイトというのは石炭から作るんですけれども、石炭化学から石油化学に移行、ということで、石炭化学は非常に環境負荷も大きいですし、非効率な部分も多かったということで、どんどん世の中石油化学に移行してきているというところで、ロンザは石炭化学から石油化学へのビジネスの移行を進めていきました。事業の中心を石炭から石油へ、ということで、創業のそのカーバイト事業は1970年代には廃止していて、石炭採石場は現在それ以降ブドウ畑になっているということです。あの、ワインお詳しい方はもしかしたらロンザのピノノワールというのを飲まれてる方もいらっしゃるかもしれません。

で、転機になったのが、現グラクソ・スミスクラインの発明した胃薬になります。当時の胃の手術の半分以上を占めていた、その外科手術が必要なくなるような胃酸を抑える薬をこの会社が開発しまして、その生産が追いつかないということで、ロンザがこの製造を請け負ったというのが受託製造のきっかけになります。ここで医療、ヘルスケア、医薬品への本格参入のきっかけでした。諸説はありますが、1800年代だったんですけれども、1980年代になってこの現在の本格的にある事業への転換が始まったということになります。

80年代のその事業転換を進める中で、バイオテクノロジー研究チームを発足させました。で、それ以外にもこの医薬品原料の世界初のカスタムメーカーにとありますが、それまでは医薬品会社が自分たちの作りたいものを川下から川上まで作るようなケースが多かったということなんですけれども、ロンザはその原料を製薬会社に合わせた、合わせて収めるメーカーになったということです。で、長期的な目線でこのバイオテクノロジーというのは必要とされるという見通しがあったので、バイオおよび動物用医薬品国立研究所を買収とありますが、これはチェコの国立研究所を買収して傘下に納めたりですとか、あと治療用タンパク質製造メーカーを買収したりということで、今やっているビジネスの基礎となる事業を買収によって広げていったということになります。で、97年には事業分離でファインケミカル・バイオ企業にとありますが、それまでは重工業的なあのビジネスも非常にウェイトとして大きかったんですけれども、ここで切り離しました。

パンデミック、コロナの感染拡大で、モデルナのワクチン用の原薬を作ったのはロンザになります。非常に開発期間が短かったんですけれども、ロンザがモデルナと提携したことによって一気に開発が進んで、非常に大きな需要をとらえたということになります。なのでこの件があったので、株価見ていただくとこのコロナ禍のところでがんと大きく上がったということがありました。実際2021年、コロナの感染が日本、アジアでは広まっていた時期だったんですけれども、違いました。この19年と20年の間にちょうど見学に行ったんですけれども、この時運用チームの人が主に聞いていたことが、この特殊成分事業といって、あの科学的な、化学系ですね、石油関連の化学反応によって作る成分、特殊成分事業というのがこの頃まだ売上の4割、利益の3割ぐらいを占めていたんですけれども、その事業をどうするのかということを運用担当者すごい質問していたんですけれども、質問したら経営陣の方が、近々詳しいことは発表するけれども、想定通りこの医療バイオ企業、ファインケミカル、バイオ医療により注力していきますということをおっしゃっていたので、そのおっしゃった通りに21年に、利益として3割も占める大きな事業だったんですけども、切り離して完全に医療バイオテック企業になったということです。これがロンザの歴史になります。

なぜコムジェストがこの会社に投資しているかというところになってくるんですけれども、現状の会社の概要をお伝えしますと、医薬品開発製造受託企業ということです。主な事業がバイオテックが最も大きくて、当社としては注目しているところはバイオテックが一番なんですけれども、それ以外にも低分子化合物ですとか細胞・遺伝子といった事業にも注目しています。で、従業員数は17,000人ということで、日本企業で言うと三井不動産さんとか住友林業さんとかアステラス製薬さんなんかと同じぐらいの従業員数です。で、時価総額が6兆円、6.6兆円ぐらいあるので、時価総額でいくと三井物産ですとかデンソー、中外製薬、JTさんなんかと同じぐらいの規模の会社になっています。ちなみに三井不動産さんとかは従業員数同じぐらいなんですけれども、時価総額でいくと2.5兆円とか、アステラス製薬さんなんかだと4.2兆円なんかというような規模感になっています。

このバイオって何とか低分子化合物って何、という話もしようかなというところもあったんですけど、ちょっと時間も今日はあまり限られているので割愛させていただきますが、バイオテック、ここに書いてある通り、バイオ医薬品というのは細胞、微生物での中で培養されたり、製造され、培養されて提供されるものになります。身近なところで行くとコロナの時のワクチンもそうですし、あとインスリンなんかもこのバイオ医薬品にあたります。で、低分子化合物というのは化学反応によって作られる医薬品で、バイオ医薬品については大抵注射で入れるもので、低分子化合物の方は飲み薬であったり注射だったりということです。で、化学的反応によって作られたもので、特定の分子などを攻撃するような働きをするので、がんの治療なんかで使われています。あとは注目しているこの細胞・遺伝子というのは、遺伝子レベルでの異常、遺伝子レベルでなんか異常があった時なんかに使われる治療法で、骨髄から細胞を取り出して正常なものだけ増やして体に戻すというような治療法、医療があるかと思いますが、そういった分野での事業です。

コムジェストが投資するにあたって、非常に大事にしているのが参入障壁なんですけれども、これなぜかというと、投資する前提として今後5年間、5年以上高い利益成長が継続できる企業かどうかということが投資の基準になっているんですけれども、その短期的には伸びているけれどもすぐに競合他社に追いつかれてしまうですとか、また全く違ったところから同じ分野に入ってきてマーケットシェアの争いが起きてしまったりということですと、正確な業績予想もできないですし、利益成長も望めないので、いかに高い参入障壁を持っているか、競合他社と比較して有意な立場にあるかというようなところを非常に重要視して調査しております。このロンザの1番の参入障壁は技術力になります。彼らしか作れない、もしくは彼らしかその短期間で研究開発できないというような様々な技術的な優位性というのがございます。

あと、まあ冒頭少しお話したんですけれども、その薬というものは、その有効な成分が認められたとしても、商業化するにあたってはその製造プロセスまできちんとした製造プロセス、製造ラインがなければ商業化の承認が得られない。で、元々複数の製薬会社とロンザが契約して受託製造しているので、そういった点が非常に他社と比較してあるということが強みになっています。いざこう、あの新しい薬が開発できても、そういった製造ラインを新たに作って承認を得て、で実際販売というところになると非常に手間がかかるんですけれども、彼らはそのプロセスのノウハウがあったりですとか、承認を得るためのノウハウが非常に蓄積されているというのが高い参入障壁になっています。またその技術力に裏付けられた信頼と過去の実績というのも参入障壁です。

あと、長期的な業績予想を立てますが、研究開発で複数年の契約とあるんですけれども、大手の製薬会社であったり中堅中小とも契約しているんですけれども、一つの契約というのは1年とか3年とかっていうのではなくて、短くても5年、通常であれば5年から7年、もしくは10年の契約になるので、その研究開発が成功して商業化にならなかったとしても、ちゃんと想定できる収入があるということが非常に強みであり、参入障壁になっています。一度契約してしまえば製薬会社さんも他に乗り換えようということがないので強いということになります。スイッチングコストというのも同じような意味になっています。

では成長性というところなんですけれども、このバイオ関連ですとか細胞・遺伝子ですとか低分子化合物、それぞれ市場が成長しているんですけれども、その市場成長の背景にあるのがやはり高齢化であったり人口の増加であったり、中間所得層の増加になっています。また中間所得層の増加というところにも関係しているんですけれども、健康志向の広まりというのも、ロンザの活躍する事業体、業種の中では市場の成長の後押しになっているということです。で、またマーケットシェアの拡大、アウトソースの需要拡大とありますが、バイオの研究開発市場にお金がかかるということで、製薬会社単独で研究開発するというよりは、こういった製造のプロフェッショナルであるロンザと一緒に研究開発するというようなアウトソース需要が非常に高まってますし、また業界トップということで、その競争力、開発力であったり優れた生産ラインを持っているということで、さらなるマーケットシェアの拡大が望めるということで、成長性も高いというふうに想定しています。

コムジェストとしては今後5年間でこのロンザという会社が年率14%で利益成長できるだろうというふうに見ています。このロンザという会社には世界株式戦略では2022年の10月頃から組み入れを開始しているので、コロナ禍で大きく上がって、大きく下がりきる少し前ぐらいのところから投資しております。で、グローバル株式戦略ではなくて欧州株、ヨーロッパだけのヨーロッパ企業だけに投資している戦略ファンドもあるんですけれども、その戦略では2017年から投資していたので、この頃ぐらいのところから投資しています。高橋も個別企業でサイバーエージェントいいですよという話、もちろんいい会社なんですけど、サイバーエージェントぜひ投資してくださいということじゃないんですよ、という話をさせていただいたかと思うんですけれども、ロンザは非常に魅力的で引き続き成長を見込んでいるんですけれども、この株価見ていただくとピーク600ぐらいあったところから半値とは言わないんですけれども、4割ぐらいは下がっているので、実際に投資していると、少しというか、衝撃的な下落をするようなケースもあるということをぜひ覚えておいていただきたいなというふうに思います。これ実際、あのロンザに見学に行った時の写真です。

あと、あの前半部分聞いて、私もあの聞いていて少し私もお話したいなと思った点が一つはありまして、日本という国とかスイスという国というのは、あまりイメージとして成長するというイメージはないかと思うんですけれども、各企業ごとに話を聞いていただいた通り見てみると、非常に成長性がある企業というのがいっぱいあるということです。ぜひよく投資家様からも、どの地域がいいですかとか、どの業種がいいですかというようなご質問をよくいただくんですけれども、業種ですとか地域ではなくて、各企業ごとによく見ると、本当に高い成長を期待できるような企業があるんですよ、ということをぜひ今日覚えて帰っていただきたいなというふうに思います。

はい、30分経ちましたので、ニトリの紹介の方に移らさせていただきたいと思います。はい、大丈夫です。

本日はニトリ、北海道を代表する会社ニトリのご紹介をさせていただきたいと思います。この中にニトリに勤める方といらっしゃらないですか?コムジェストの日本株ファンドというのがありまして、そちらで2.8%結構投資をしています。ニトリ、まず会社どういう会社かと言いますと、ここにスローガンがありますが、「住まいの豊かさを世界に人々に提供する」会社の経営。事業内容としては家具、インテリア、よりまとめてあのホームファッション専門用語で言うんですが、その専門店を全国にチェーン展開して小売りの会社になります。この上昇しているニトリグループというのは、そのニトリを中心として、このほかに最近島忠というホームセンター買収しました。なのでグループの中に島忠もありますし、それ以外にいろいろなグループ会社があったりして、その全体的なグループに投資ができるニトリホールディングスという会社に、日本株ファンドでは。創業者に当たる方も非常に有名な方ですが、ニトリホールディングスですね。社長は今白井さんという方で、この方も第4期入社の方で、ニトリ創業時からのメンバーの方となっています。で、本社は札幌にありますね。もう従業員3万4000人もいる大きな会社です。

ニトリなんですが、国内のホーム&ガーデニング市場という市場で見ますと、圧倒的なシェアを持ってる会社です。シェアは11%ということですね。家具とかホームファッションの業界っていうのは非常に小さい会社がたくさんあるので、大きい競合を持っている会社は存在しないです。なんですが、大塚家具単体でやっているかと思うんですが、大塚家具で

も、シェアにすると12%です。競合を上げると、無印良品計画。あとはIKEA、スウェーデンのホームファッションですね。ここでも2%しかシェアがないです。なので、もうニトリは3倍以上、5倍以上シェアを持っているということで、ニトリは年々シェアを拡大しています。毎年シェアを少しずつ拡大しています。ということで、ニトリによる変化がどんどん進んで、圧倒的に行きました。

そうですね、ニトリグループというのは、売上で見ますと85%がニトリ事業で、14%が島忠の売上となっています。店舗が今国内に773店舗あります。それ以外に、あの、海外も結構力入れてまして、台湾とか中国、あとマレーシア、シンガポールでアメリカにも出店したんですが、ちょっとあまり、あの、事業環境が良くなくて黒字の見通しが立たない、という判断したことから、今年撤退することが決まりました。今、日本の店舗がもう大半なんですが、これからはもう海外、中国中心に海外出店を加速させていきます。

今のニトリ以外にも、他の業態というか、にも力入れてまして、こちらにある「デコホーム」というのが都市にある小型の店舗ですね。家具とか置いてない、インテリア雑貨を置いている店舗。ホームというものですとか、あと「N+」。これ女性向けアパレルブランドなんですね。ニトリ、アパレルも始めたんです、ご存知ですか?女性向けのショッピングモールとか、あとニトリの店舗に少しずつここも広げていく予定ですし、あと外食事業の「みんなのグリル」という外食事業もやってまして、すごい500円のチキンステーキ。まだ札幌で試験的に出し始めたんで、東京とかまだ数点なんですけれど、こういう今までは衣食住の「住」の事業エリアでしかやってなかったんですが、衣類と食の分野にも事業領域を拡大させています。年間で1億5000万人のお客さんがニトリで買い物をしています。

ニトリの歴史ですが、ニトリ創業が1967年です。この時に、現ニトリ会長が札幌に、あの、「ニトリ家具卸売センター北支店」というお店を創業しました。で、これ、あの、1店舗しかないんですけど、「卸売り」につけると安いイメージ。あと「センター」というと大きいイメージ。であと「支店」、店舗1個しかないんですけど「北支店」で言うと、他に支店があるのかな、規模が大きい家具屋さんなのかな、というイメージを持ってもらえるんじゃないかと、ちょっと半分はったりでこの名前をつけました。実際には1店舗30坪で始めたお店しかなかったんです。

最初は特に家具屋さんをやりたかったわけではないんですが、まあ、ちょっと何をやってもうまくいかなくて、商売をするならするとなった時に、周りを見渡したら家具屋さんが1店舗もなかったんです。なので、仕方なく始めたというのが創業の動機です。

で、1972年、ニトリさんはアメリカに視察旅行に行きます。この時にはもう人生を変えるような衝撃を受ける出来事がありました。それはアメリカで見た家具が安い、店舗のデコレーション、コーディネートされたインテリアが本当に素晴らしかったので感動したんです。「アメリカ人って豊かな住まいが豊かなんだ」という感銘を受けたことがきっかけで、「日本人にもこの豊かさを届けるような仕事がしたい」という夢を持ちました。これがロマンなんですね。

はい、で、日本に帰ってきて、「日本人の住まいを豊かにするホームファッションチェーン店を作ろう」という夢を持ちまして、もうここから事業拡大させて成功するぞ、という意気込みで事業を拡大し始めたというのが、ニトリの快進撃につながったきっかけとなっています。

今まで家具を買うというと家具屋さんに買いに行ったり、あとカーテン買うというとカーテン屋さんに行ったりとか、バラバラにインテリア用品を買っていたかと思うんですが、ニトリがもう全部1店舗で家具も、そういう、そうですね、お店、専門店ですが、今までなかったので、それを作ったことでも一気に人気化しました。

創業から36年かかったんですが、2003年、100店舗、売上高1000億円を達成しました。2007年には海外進出も果たしましたし、現在売上がもう1兆円、あと店舗数も1000店舗。ニトリと言いますと、驚異的な成長企業。これも会社を語る上で欠かすことができない要素かと思います。

前のページでもご覧いただいたかと思いますが、2022年2月期までですね、35期連続増収増益、上場来で32期連続増収増益を継続していました。この記録なんですが、世界の上場企業の中で最も長い、世界一の記録です。こちら、ニトリはそういう持続的な成長を続けている素晴らしい企業です。

日本の企業の中で増配、増収、増益を続けている企業を集計したものなんですが、ニトリが1位です。それ以外にも、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(ドンキホーテです)、GMOペイメントゲートウェイ(キャッシュレス決済のシステムの管理者)、あとM3(医療向けのプラットフォーム)、オービック、神戸物産、日本M&Aセンター。そうですね、日本株、世界株ファンドに入っている企業ですので、コムジェストが投資する会社というのは、持続的に成長できる会社をちゃんと選んで投資しているというのがここに表されていると思います。その点もちょっとご注目いただきたいと思います。

次に株価です。こちらのニトリの10年の株価になりますが、現在時価総額2兆円あります。最初創業した時、資本金300万円。それが2兆円の価値まで成長する会社に大きく成長していると。この時価総額ですが、これ企業としては日本で4番目に大きい会社になっています。一番大きいユニクロが10兆円。2番目が今日ニュースになっていましたが、セブン&アイが3兆円。次がイオン、イオングループ。日本を代表する小売企業となっています。

こちらにございますように、利益が10年間で2.5倍ぐらいになっています。株価が上になりますが、結構コロナの影響があって株価の動きが非常に大きく上下はしているんですが、10年間でも5倍ぐらい。このように利益成長に連動する形で株価も成長しています。

コムジェストの日本株戦略では、ニトリに2017年に再投資とありますが、これは2回目の投資ですね。最初に投資したのは2009年でした。その後2012年まで保有していたんですが、少し利益成長の伸びが鈍化が見られるということで、成長の確信度が若干下がったということで一旦売却します。なんですが、その後も調査を続けて、まあニトリはこの先も年率2桁の利益成長ができるという確信が持てたことで、2017年、また投資を再開しました。

次にニトリの強さどこにあるのかについてお話ししたいと思います。ニトリの商品というと、コマーシャルでも必ず言っているこのフレーズ、「お値段以上」ですね。これ、あの、どういう商品かと言いますと、こういうことですね。まず安いこと。これが大前提です。なぜこれ、なぜかと言いますと、やっぱり消費者の方が一番嬉しいことって安いことです。お客さんが一番喜ぶことなので、安いことというのは絶対に譲れない必須条件です。

しかも安いことで、元々家具とかインテリア用品ってすごく高いイメージがあったと思うんですが、安ければお金がなくても家具を買ったり、自分の部屋のインテリアを変えたりとかできるようになるので、誰もが自分の住まいを豊かにできるようになります。なので、安いこと非常に重要です。まず安いんです。

でも安かろう悪かろうではお客さん満足しませんし、またお店にお客さんが来てもらうことできない。となると、付加価値が必要になってくると思います。その付加価値というのが品質と機能性ということになります。

さらにニトリの場合は、コーディネーション。これも付加価値として上乗せしています。これ先ほどお話ししましたように、ニトリ会長がアメリカに行った時に、アメリカのインテリアのお店、ホーム用品のお店を見て、コーディネートの素晴らしさ、そこに感動したことが元になります。最近ではおしゃれでセンスの良い陳列をしているお店なんか日本でも増えてきたとは思うんですが、日本の小売店というところは、個別の商品の色とか種類がバラバラに置かれていて、全体の統一感がない店舗がまだ多いように感じられるかと思います。ですのでニトリでは、欧米のようなコーディネートの美しさ。これも人々の住まいを豊かにする上で欠かすことができない要素だと考えています。

なので、ニトリの「お値段以上」というのは、安さと品質、コーディネーション。これを全部兼ね備えた、実現するような商品を作っている点が特徴となっています。

ニトリの商品、具体的に例えばこの収納付きベッド、よく売れたと思うんですが、ベッドで寝る機能以外に、日本の狭い住宅事情を考慮して収納をつけていたりですとか、あとこのソファーベッドですね。ただ座るだけではなくて、ちゃんとベッドとしても使えたり、座る・くつろぐ・寝るの3つの提案をしたり。あとNクールなんかも、これニトリがゼロからお客さんの要望を反映して作った商品ですが、冷たさが3段階あるそうですね。定番、スーパークール、ダブルスーパー。

あとそうですね、コーディネーションという点では、「ニトリカラー」という独自のカラー設定があります。で、家具、カーテン、カーペット、それぞれコーディネートしやすい色調を用意しています。簡単に誰でもコーディネートしやすいデザイン、色を用意しています。あとはお店に行くと、実際にリビングルームのパターン、コーディネートパターンなんかを実例でいくつも作って展示しているかと思いますが、非常にコーディネートというところに力を入れています。

この「お値段以上」という商品展開を実現するために、ニトリが長年かけて構築した仕組みというのがこれですね、「製造物流IT」というモデルです。ニトリは商品企画をほとんど自社でやってまして、プライベートブランドの製品が9割になっています。なので、商品の企画開発、あと原材料の調達、製造、品質管理、貿易事務とか物流、運搬のところ、あと店舗、社内システム、全部ニトリは自前で構築しています。

これ、あの、自前主義というと多大なコストがかかってリスクも高いように見えるんですが、ニトリにとってこの「お値段以上」を実現しようと思った時に、創業から試行錯誤を重ねてきまして、この「お値段以上」を実現するためには、結果として全部自前でやってしまう。これが一番適したビジネスモデルだったということで、今現在、家具インテリア業界でこのビジネスモデルをできているのはニトリしかないです。ですので、コムジェストの日本株チームとしては、このビジネスモデル、これもうニトリしかない唯一無二のものなので、これが高い参入障壁と考えています。

世界株ファンドの運用もしていまして、日本株チームは世界株チームと一緒に調査をしているんですが、世界株チームでもニトリは非常に素晴らしい会社だというふうに評価しています。世界株チームはパリにいるんですが、日本に年に1、2回実際に取材に来るんですね。ニトリの店舗に行ったりとか、ニトリの会社の取材なんかもして、世界でも十分通用する会社だということで、まだ投資はしていないんですが、世界株ファンドの投資候補の企業としてずっと調査しています。それぐらい魅力的な会社です。

ニトリの強さ、ちょっと数字で見てみますと、ニトリの粗利益率、売上からコストを引いた利益になりますが、50%で、営業利益が17%あります。こういった小売業って結構利益率が低いんですが、非常に高い利益率を継続して、しかも安定的に出していて、ちゃんと利益を確保しています。競合の無印良品計画と比べましても、利益、収益性、売上も2倍ぐらいありますので、非常にニトリが強い状況がこちらからもご覧いただければと思います。

IKEAも結構競合として挙げられるかと思うんですが、IKEAは株式上場していないです。今後も上場するつもりはない、という創業者の方がおっしゃっていて、あと日本でのシェアも2%しかない。なので、ニトリがこの業界で業界のトップということになっています。

で、この強固な参入障壁を築き上げたニトリの強さの最大の要因どこにあるかと言いますと、やはり経営者と企業文化にあると考えています。創業者のニトリ昭夫さん、ニトリ会長。もう皆様もご存知かと思いますが、凄まじい波乱万丈な生い立ちの「私の履歴書」をまとめた本で、3冊ぐらい本当に面白いです。読まれた方いらっしゃいますか?ぜひ読んでみてほしいです。なんか社員は全員読まされる、という話も聞きます。

ニトリさんは1944年に樺太で生まれたそうですね。お父様が起業されていてコンクリート製造会社、土木関連の会社をやっていて、お母さんも働いていました。樺太からの戦後引き上げて北海道に移住されたということで、本当に生活が厳しかったそうです。本当にひどい家に住んで、本当に食べるものにも困っていたそうで、貧しくて栄養失調になったこともあったそうです。

あとお父さんが、ご両親がいい言い方をすると、悪い言い方をするともう虐待です、というレベルの厳しい教育方針だったということです。あとは学校でもすごくいじめられ、貧乏だったとかそういうことで、あと小学校6年生まで文字が書けなかった。であと勉強がとにかく苦手だったということ。日本版中国のアリババのジャック・マー、もしかしたらそれ以上かもしれない、というぐらい勉強が苦手で、受験に失敗しました。で、高校受験しなきゃいけない、全部落ちてしまいました。お母さんが校長先生にお米屋さんをやっていたので、お米を献上して引き換えに裏口入学させられます。

高校に入ってからも試験が苦手で進級も危うかったんですが、毎回カンニングをして、何とか大学に行こうと思ったんですが、大学も受からなかったです。違法なんですが、替え玉受験、そういうことがこの本にいっぱい書いてあります。ここでは結構話せない内容ですね。

そんな学生時代、社会人になっても就職しようと思うんですが、なんやかんや雇ってもらってもやっぱり仕事ができなかった。どこに行っても雇ってもらえなかったので、やむを得ず本当にお父さんがやってた土木の会社に戻ったんです。で、その会社で働いて工事現場で現場監督してたんですが、火事で損害を弁償させてしまう責任をとってやめることになってしまったと。本当にとうとうやることがなくなってしまいまして、まず死のうと思ったんです。

なんですが、周りの友人に「何か商売だったらできるんじゃないか」っていうことで説得されて、「なんか商売しようかな」と思って思いついたのが家具屋さん。周りを見た時に食品店とか衣料品店はいっぱいあったんで、「これはダメだ。家具屋さんが1店舗もなかった」。でも「これは人と違うもの」というここに気づいた点がもう成功の秘訣なんですね。これお父さんから非常にスパルタ教育受けてたんですが、「もうお前は顔も悪いし頭も悪いから、人の2倍努力をするか、人と違うことをしないと絶対生きていけない」と子どもの頃に言われたその言葉がすごい残ってまして、それで家具屋さんで家具屋さんを開業するんですが、実は致命的な欠点がありまして、対人恐怖症ということで接客ができないので家具が売れない。今も克服されたみたいですが。

お店がもう続かず、本当もうダメだ、死ぬしかないと思っていた時にアメリカの視察旅行の話があって、「でもこれ最後に行ってみようかな」ということで行ったところ、先ほどお話ししたように衝撃的な人生を変える体験をして、「この家具のチェーン店を日本でやろう」と。最初はもう創業当初はやっぱり短視眼的になって、どうにか赤字を逃れよう、数字しか追わない経営をしていたんですが、アメリカで衝撃的な体験をして、強い志を持ったことで、「日本の人、世界の人を幸せにするために経営を決心しました」。そこからニトリの快進撃が始まったんですが、ロマンというのは人のため、人生をかけて冒険したいと思うものなので、経営者はまずこれがないと問題ない、ということですね。で、ダメな会社、うまくいってない会社は経営者のロマンが足りないから。経営者次第で会社は良くも悪くもなるので、このロマン、志を持った経営者というのは企業が成功する上での必須条件です。

この高い目標、ロマンを実現するためには、ビジョンを設定しなければいけない。ビジョンというのが長期的な数値目標ですね。これがなければもう達成できませんので。ニトリのあのビジョン、長期目標というのは30年単位です。経営者はもう10年単位でものを見て、20年先、30年先の未来を読むことがトップとしてやらなければいけない仕事。これ以外別にしなくていい、というふうに。

で、このニトリ会長の先を見る目というのは有名なんですが、リーマンショックご存知ですか?アメリカに視察に何度も行っていて、アメリカの住宅市場、これバブルだと。住宅の価格は3倍ぐらいになっている。3倍ぐらいになるともうこれは過去にも日本もそういう状況があったので、アメリカの住宅市場を見て「これはもうそのうち崩壊する」と予測しました。リーマンショックが起こる少し前に資産を全部売却して手元の資金を確保しているうちに、数ヶ月後に実際にリーマンショックが起こったそうです。

その時にやったことが値下げ宣言。3ヶ月ごとに、合計5000品目以上を平均2割値下げをしました。なぜかと言いますと、ショックが起こると皆さん買い物しなくなります。そういう時にあえて安くすることでお客さんに買い物をしてもらう機会を提供しよう、という先を見た逆の発想で、リーマンショックを増収増益で乗り切りました。このリーマンショック以外にも、先を読む力で数々のピンチをチャンスに変えてきた歴史がニトリの歴史になっています。

ビジョン目標は100倍目標。到底できないと思う大きいものじゃないと意味がない。この目標を達成するためには、まだ世の中にない新しい商品とかサービスを考えて革命を起こし続けなければいけない。で、そのためには現状をまず否定して、諦めないで執念を持って目標に挑戦し続ける。これをやり続けることで、結果的に会社も社員も成長していって良いこと多いので、目標は100倍、数高い目標を持ちましょう、という方針を持っています。

実際、創業から30年間の第1ビジョンというのが「100店舗、売上高が1000億円」。これを達成します。第2期の30年ビジョン、2032年までのビジョンになりますが、それが「売上高3兆円、3000店舗」という目標に向けて事業運営しています。ニトリはこの30年のビジョンをどうやって達成するのかというと、大きな目標を逆算して分解して、ちゃんと計画的に進めていく、ということを

やっています。30年先、遠すぎて何すればいいのかわからない、となってしまうんですが、30年を10年、5年、1年、1年で52週、それを四半期に13週、最終的には週間単位。そこまで分解して、地域ごと、商品ごとに数字を出してですね、状況をチェックしているそうです。ニトリのマネージャーさんというのは、毎週その進捗状況レポートで出てくる現状を把握して、問題があればその原因を分析します。それに対する改善改革案を検討。さらにすごいのが、合わせてこの問題、1年後にどうしていたいか、どうなっていることが理想的か、というその1年先の計画まで書かせる。なので、こうすることで1年後のやらなきゃいけないことも明らかになります。通常の業務をしている中でもう来年の行動計画っていうのが出来上がってしまう。ここまであの徹底した数字の管理をしている会社ってなかなかないです。多分やっています、と言うんですが、1週間単位で決算している会社ってない。で、このシステム自体、外販のシステムでは販売しているところないので、これはニトリが自前で社内システム作っちゃったんです。でも、このシステム作るまでにはやっぱり10年20年かかった。

この計画を実行していくには、やはり人材育成が非常に重要です。ニトリの人材育成は非常に特徴があるというか、例えば「開店教育」と言いまして、これ一つの部署に2年から3年在籍して部署移動を繰り返すんですね。で、幅広い知識と経験をさせることで、自分で物事を考えて行動できる人材をたくさん輩出する、育成するようなシステムになっています。あと、ニトリ会長自身が人を育てることを趣味、ライフワークとおっしゃっていまして、ここにあるように「教育こそ最大の福利」とおっしゃっています。これぐらい人材教育を重視して、ニトリの教育投資の額というのは、上場企業の平均の5倍お金を使っているし、社内の人材教育のシステムとして「ニトリ大学」というのを立ち上げていまして、ここでいろんな研修を受けたりとかできるシステムを作っています。これは10年で半人前、20年で世界・日本トップクラスの人材を育てようという意気込みで作られたシステムになってまして、長期20年30年先のニトリを支える人材を育成するためのシステムとなっています。

その中の名物研修として「アメリカ研修」「アメリカセミナー」というのがありますが、これ10日間アメリカに毎年1000名以上の社員を派遣。で、実際にアメリカの住まいの豊かさを実感、体感、見て感じてもらうための研修をやっています。これすごいお金がかかっていると思うんですが、1981年からやっているそうです。これしかも3年おきに行けるそうです。何で3年かというと、帰ってきたその時でもすごく刺激を受けてやる気になっていると思うんですが、1年経ったらそれが半分ぐらい、半分ぐらいになっています。モチベーション、3年経ったらもう忘れてしまっているので、3年おきにこの研修をしているということです。

で、その甲斐もありまして、今ニトリというのは学生に非常に人気がある。文系学生の人気の就職先ランキングでニトリが1位。で、これ理系の学生でも12位なんです。ここにはちょっとトップ10の理系の学生のシステムですとか、ネット通販なんかもやっていますので、データの活用、理系の仕事、理系分野でも10位となっています。非常に若い人に憧れられる会社、非常に魅力的だなと思います。この人材育成っていうのが評価される証拠だと。

最後にニトリの成長性です。2022年度まで増収増益が続いたんですが、残念ながら2022年も途切れてしまいます。ですので、もう戦略をちょっと見直す転換期を迎えたとも言えます。先日は決算発表しましたが、もうニトリ会長も白井社長も、今後は中国、ここに投資を集中させるということを非常に強く表明しています。今中国まだ100店舗ぐらいしかないんですが、これもう2年後ぐらいには毎年100店舗ぐらい出していけるように、将来的には3,000、4,000店舗中国を出せるんじゃないかという見通しを持っています。なのでこれからはもう中国、アジアに投資をしていく。という一方、日本は人口も減っていますし、財政状況もあまり良くないので、残念ながら見通しもダメだと。店舗も1000店舗で頭打ちだろうということですので、それもあって海外で稼いでいく会社になる。日本はダメなんですが、それで諦めず海外に進出していくことで、最悪将来的に日本が赤字になったとしても、会社全体では利益を上げられるような会社にしていこうと考えています。そのためにこの5年間が勝負と考えているので、海外投資を進めていくということです。

日本株チームでよく言っているんですが、この日本で事業している会社、あと日本企業イコール成長がない、みたいな烙印を押されがちなんですが、たまたま日本に本社があるだけで、実は探すと世界を相手に成長している企業っていうのはあるんですね。で、ニトリはそういう会社です。日本ではちょっと伸びないんですが、もう海外ではこれから成長していく戦略がものですし、世界株も全部同じですが、こういう何がどういう条件でも戦っていける強い会社をしています。ですので、日本企業がダメなんじゃなくて、ちゃんと探せばいい会社もあります。なので皆さんにそういう会社を見極めて投資していかなければ、資産形成ちゃんと成功しないかと思いますので、そういう観点で日本の企業を見ていっていただけるようお願いします。

(女性の声)サンタさん、日本にいないですが、日本にちゃんと取材に行きます。ニトリがいいなって見つけたんですか?

日本にも日本株チームいますので、日本のメンバーからも情報をチームで調査していますので、チーム全体で見てアイデアを出したのはちゃんと話しているんです。

お会いしたか分からないですが、会社の方と調査をして。今本社は東京なんですか?

(回答)札幌です。東京には本部が。でも本社は札幌です。

まとめ。皆さん、人間として生まれてきて株式投資をしないっていう人生は絶対もったいない。こういうファンド、投資信託を通じてやれば1万円から投資ができます。この1万円の中に、先ほどご説明していただいた(魅力が)いっぱい詰まっております。毎月1万円ずつ積み立てなくてもいいんでしょ?1回だけ1万円になるとか、そういう買い方。ちなみに僕はこの間、天津飯を食べるのを我慢しましたら380円浮きましたので、1万380円で投資しました。こんな風にちょっとずつ投資を繰り返したり、ぜひ皆さんも小さい額からでもやってみてください。ニトリなんか働いてみたいと思っても1位の会社ですけど、働くことはそこでできなくても、株を買うことはみんな平等にできます。