なぜインデックス投資がだめなのか
お金に働かせろ。
インデックスはダメだという理由はこれです。これは1990年の12月ですから、日経平均が一番高かったのは89年の12月ですよね。その1年後から2000年12月末ですので、10年間のデータです。
だから、この時期がね、あの日本の株が一番最悪だった時なんですよ。「失われた10年」と言われたこの時期ですよね。銀行が潰れたり、保険会社が潰れたこの時期です。だから、日本が最悪だと言われた時期ですね。
で、この10年間で東証1部に上場している会社が1280社あったんですね。この1280社の株価を見てみました。そうしたら、全部が下がったんじゃないんですね。平均では38%値下がりしたと。1280社全てで平均では38%下がったけど、値上がりしている会社もあって、1位から10位を見てみると511%上がってるんですよ。
ということは、100がプラス511だから、6.1倍になったということなんですね。一番上がったのはね、京都ロームという会社だったと思いますね。この時期、11倍くらいになってましたね、ロームで。
で、11位から50位が220%上がりました。だから3.2倍になった。51位から175位が45%上がったっていうことなんで、1.45倍になったということなんですよ。
ところがですね、マイナスになっているやつもいる。176位以下でマイナス60%なんです。だから38%の平均になっているんですね。っていうことはですね、平均をとってしまうとこういうことで、176位以下の、まあ言ったら劣等生がくっついてきてしまうんですね。なので、平均株価を買っちゃいけないっていう理由がこれなんですよ。
じゃあ優等生だけ買えばいいじゃないか、って。この1位から10位だけ買っておけばよかったじゃないか、ということなんですね。で、ここで一つ線が引けますよね。51位以下、51位から175位って45%しか上がってないんですよ、年間で。ってことは、もうここ以上分散する意味ってないです。
これがモルガンスタンレーのフランチャイズチームの研究でも出てきた結果だっていうんですね。フランチャイズチームの研究では、「50社以上に分散しても分散効果はない」っていう結果が出ました、って彼らは言ってました。だから、アクティブファンドで優秀なファンドはみんな50社以内に収めるんですよ。だから、日経225って225銘柄あったら、劣等生いっぱいいますよ、そりゃあ。
これで、まあインデックスはありえないということで、じゃあここだけ選んだらいいっていうことですね。1位から50位が選べたらいいじゃないかっていうことなんですよ。じゃあそれはどうやって選ぶんだ、っていうと、それは金かかるで、信託報酬かかるで、販売手数料もかかるで、って話になってくるわけですね。
ところがですね、信託報酬と販売手数料は取るくせに、ここを買おうとする奴がいるんですね。平均マイナス38%のこの平均を買おうとする奴がいるんですよ。だからたちが悪いんですよ。だから、そういう奴も時々混じってるんで、そういう奴にひっかかっちゃダメですよ。このちゃんとこの511%と220%を選べるやつを選んでこいよ、と。こういうことになるわけですね。
まずこのインデックスがダメだという理由がこれでございます。だから、銘柄数が多いのはダメだというのもここからわかりますよね。S&P 500はちょっとダメですよね。500社もあるからね、ですよ。
例えばですね、S&P 500で見てみましょう。最近入った銘柄で言うとテスラ入りましたよね、最近で。最近抜けた銘柄でエクソンモービルが抜けてるんですよ。分かりますよね。エクソンモービルっていう石油系の会社じゃないですか。もう今後ダメになっていくって当然わかってるんですね。ガソリンとか使わなくなりますから。
なので、アクティブファンドのファンドマネージャーはもうずーっと前からエクソンモービルを抜いてます。とっくに抜いてます。ところがですね、インデックスは抜けないわけですよ。エクソンモービルはダメだ、ダメだ、株価が下がってきた、って。下がってきたから抜くってそんな話になるんだよね。そこまで抜けないわけなんですよ。で、下がりきったところで抜いちゃったみたいだね。
で、テスラはですね、例えば優秀なファンドはもう何年も、10年くらいもっと前から入れてるんですかね。ところがS&P 500に入れたのは最近ですよね。株価が10倍になった後で入れてるんですよ。「株価上がってきたで。こんなに株価上がってるよ」って今から入れようか、ってなるのがダウであったりS&P 500ということになるんですね。
で、アクティブファンドの賢いファンドはもっと早くから入れている。こういうことですよね。究極ですね、業績が良いダウにしてもですね、アメリカを代表する業績の良い企業っていうことになってるわけじゃないですか。でもね、業績が良くなってから入れるより、アマゾンみたいにですね、何年も前から入れてるからあんだけ大きく成長したわけですよね。成長した後でしか入れないようなダウっていうのもどうなのかな、というところがあります。
ただ、日経平均はもっと酷いですね。神戸製鋼とか、赤字の会社とか、問題を起こしている会社とか、日産自動車とかって、そんなところまでまだ入ってるんですからね。ふざけんなって話です。何の利権やね、って言いたい。そんなんが入ってるってことは、日経平均はもう全然ありえない。
日経平均と比べるとダウとかS&P 500はマシですけれども、やっぱりアクティブファンドとインデックスの違いというところで、組み入れる、もしくは外すっていうところにですね、時間的な差ができてしまうということなんで、やっぱりダウ、S&P 500も外そうということになっていきます。
それと、最後にですね、そもそも投資って何かということなんですよ。例えばね、募金するときに緑の羽根募金とか赤い羽根募金とか募金するって、あれ自分のお金は誰かの役に立ててもらいたいと思ってから募金ってしてるわけなんですね。
投資も同じで、自分のお金を例えばアップルだったらアップルにまず出してるんですよね、投資するということだね。アップルはその僕らから預かったお金を使ってiPhoneを作ったりですね。そのiPhoneで誰が役に立ってるかというと、例えばアフリカなんかだとですね、学校に行くのにライオンとかヒョウとかが襲ってくるような危険な道をですね、2時間くらい通ってですね、毎日命がけで学校行くわけですよ、子供たち。
ところがiPhoneがあればですね、その子たちはライオンに襲われる心配もなく、家で勉強できるということになるんですね。僕のお金がアップルを通じてそういう子どもたちの役に立っているということなんですよね。これが投資なんですよ。
ところがですね、レイセオンという会社ですね、兵器システムを作ったりですね、クラスター爆弾作っていますね。クラスター爆弾は子供が死んでいます。何の罪もない兵隊さんが死ぬのは仕方ないんですけども、一般市民の子供たちがそのクラスター爆弾によって死んでるんですね。そのクラスター爆弾を作ってるレイセオンの株を買ってるってことは、僕のお金をレイセオンに預けて、レイセオンはそのお金、僕のお金を使って子供を殺す道具を作ってるんですよ。これは許せないですよね。
インデックスファンドにはそういう会社の株がいっぱい入ってます。「儲かればいいんだ」みたいな、そんな会社の株が入ってるんですよ。
例えばコムジェストなんていうのはESGを徹底した会社で、新興国のファンドにですね、ハイクビジョンという会社の株が入っていました。ハイクビジョンというのはデジタルカメラで世界一の会社でですね、有名な話がありますね。中国の指名手配犯を捕まえるのに、有名な歌手のジャッキー・チュンという人がいて、そのジャッキー・チュンのコンサートを無料で招待するって言って1万人集めて、そこにハイクビジョンカメラを仕掛けておいたんですよ。そしてそのハイクビジョンのカメラで、デジタルカメラでですね、指名手配犯の顔をパッとあぶり出してですね、そこでみんな逮捕して、そこでかなり指名手配犯を捕まえたっていうのもこれも有名な話なんですね。
で、昔ロンドンでよくテロがあったんですけど、ロンドンの地下鉄にですね、このハイクビジョンのカメラを入れたんですよ。最近だからロンドンでテロがないんですよ。こういうふうにやっぱり役に立ってるんですね。
ところがですね、中国政府がこのハイクビジョンのカメラをウイグル自治区の少数民族の監視に使っておるんですよね。で、コムジェストがそれをやめろって言ったんですよ。ハイクビジョンは「止めます」って言いながら、「もうちょっと待って、もうちょっと待って」って半年くらい過ぎて、それで止めない。「ふざけるな」ってもうそこで言ってもやらないんだったら、「もう全株売るからな」って言って売っちゃってるんですね。もうこうやって徹底してるんですよ。
だから、僕のお金が例えばファンドを通じて、投資信託を通じて、そのハイクビジョンの株を持ってて、ハイクビジョンのお金で、僕のお金でウイグル自治区の少数民族の迫害に当てられてるなんて、もうこれ許せないわけなんですよね。でもインデックスファンドの中には入っています、っていうことになってくるんですね。
いいんですか、ってお客さんに言いたいんですね。「あなたのお金、人殺しに使われてるんですよ。それでいいんですか?それでいいんだったらどうぞ、インデックスファンドをその後買ってくださいよ」って言いたいです。お金に働かせろ。